SVEN WEJSFELT(スヴェン・ヴァイスフェルト)は、1946年〜1953年まではRORSTRAND(ロールストランド)に在籍し、主にGUNNAR NYLUND(グンナー・ニールンド)の轆轤工として活躍。その後1953年からはGUSTAVSBERG(グスタフスベリ)に活躍の場を移しSTIG LINDBERG(スティグ・リンドベリ)作品の轆轤や釉薬の開発などアートピースの制作に従事。スウェーデンのモダンデザインを牽引した2人のデザイナーの裏方として長きに渡り活躍した後、1979年からようやく自身の作品制作を本格的に始めました。 こちらは1981年に制作された卵型の置物です。
GUSTAVSBERG|グスタフスベリ|SWEDEN
はじまりは1640年のレンガ工場。その後、1825年に陶磁器工場として創業。1850年代にいち早く着手し、1860年に生産を始めたボーンチャイナの製法は、GUSTAVSBERGの特産品となり発展と成功へと導きました。20世紀に入り、スウェーデン工業デザイン協会の推進する大衆へ向けた安価 で質の良いものづくりへと転換していくなか、1917年に画家であったWILHELM KAGEをアートディレクターとして迎え、モダンデザインの礎を築く。1934年にBERNDT FRIBERG(ベルント・フリーベリ)、1937年にSTIG LINDBERG(スティグ・リンドベリ)、1950年にKARIN BJORQUIST(カリン・ビョールクイスト)、 1954年にLISA LARSSON(リサ・ラーション)らが入社。デザイナーにはそれぞれスタジオとアシスタントが与えられ、量産プロダクトをデザインするとともに、作家活動としてのアートピー スの製作も自由に行われていました。北欧モダンデザイン黄金期と重なる1950年代から60年代に隆盛を極めたが、70年代より勢いを失い買収を繰り返し現在 は、衛生陶器メーカーとして操業を続けています。食器部門は買収され、別会社であるHPF GUSTAVSBERGとして復刻版等を中心に製造。