1967〜1983年に製造。型吹きによる大型で存在感のある花器。
1960年のミラノトリエンナーレのために制作されたユニークピースPaadar’s Iceシリーズ、1964年のTimo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)によるFinlandiaシリーズの成功により、フィンランドの自然、特に氷山などからインスピレーションを得た非対称な形態と表面のテクスチャーが1960年代のトレンドとなり数多くの作品、製品がデザインされました。
ダイナミックなフォルムと複雑なテクスチャーは、光の反射や屈折により
視覚的効果も生みだしています。
グラファイトモールド(型)は、Tapio Wirkkala自身の手によって彫られています。
カットサインは『TAPIO WIRKKALA-3544』※目立つダメージなく良い状態です。
TAPIO WIRKKALA|タピオ・ヴィルッカラ|1915-1985|FINLAND
ヘルシンキ芸術デザイン大学で彫刻を専攻。1946年にイッタラのコンペで一等を受賞し、その後亡くなるまでイッタラのデザイナーとしてアートピースからプロダクトまで数多くの作品をデザインしました。ガラスの他にも陶磁器、ジュエリー、彫刻、グラフィックデザイン、家具など様々な分野で活躍したフィンランドを代表するデザイナーです。手工芸的アプローチでフィンランドの厳しい自然からインスピレーションを得た芸術的な作品を数多く残しています。ルニング賞(1956年)、ミラノトリエンナーレで展示、ガラス、木製彫刻の3部門でグランプリ(1954・57年)など受賞歴多数。
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