1971年にBoda社の新たなブランドとして立ち上げられたBodaNovaから最初のコレクションとして発表されたもののひとつ。
耐熱ガラス、ステンレス、チークと異素材を組み合わせ、それぞれの素材の特性を生かした機能的なティーポット。
ティーポットの下のヒートホルダーにティーライトキャンドルを使用して保温できるようになってます。
注ぎ口は手吹きによって取り付けられていますので形状がひとつひとつ異なります。
ティーポットのハンドルは通常コルク材ですが、こちらは珍しいチーク材となります。容量はおおよそ1.4リットル。
※擦れなどありますが、目立つダメージなく良い状態です。
SIGNE PERSSON-MELIN|シグネ・ペーション・メリン|1925-|SWEDEN
ストックホルムのKONSTFACK(現在の国立芸術工芸デザイン大学)で陶芸や彫刻を学び、その後コペンハーゲンの学校でSAXBO(サックスボ)の設立者NATHALIE KREBS(ナタリー・クレーブス)に師事しました。1951年、マルメに自身のスタジオを設立し、1953年にストックホルムでテキスタイルデザイナーのINGRID DESSAU(イングリッド・デッサウ)とともに最初の個展を開催。ヘルシンボリで開催されたH55ではコルク蓋のスパイスポットを出展し注目を浴びました。BODA(ボダ)、BODANOVA (ボダノヴァ)、RORSTRAND(RORSTRAND)、DESIGN HOUSE STOCKHOLM(デザインハウスストックホルム)、HOGANAS KERAMIK(ホガナスケラミック)、SVENSKT TENN(スヴェンスク・テン)、GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)で作品を発表しています。1958年には北欧のデザイナーを対象とする最も権威のあるルニング賞を受賞しました。LUCIE RIE(ルーシー・リー)やBERNARD LEACH(バーナード・リーチ)を尊敬し、民藝にも影響をうけた作風は伝統を重んじながらも独創的な発想でセラミック、ガラス、コルク、ステンレスなど様々な素材を研究し、作品に取り入れていきました。またストックホルムにある地下鉄の壁面デザインなど公共モニュメントも多数手がけています。1985年には母校であるKONSTFACKでスウェーデン初のデザイン分野での女性教授として教鞭をふるいました。75歳となる2000年に再び地元マルメにスタジオを構え、現在も作品を製作し続けています。
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