1932年にデザイン。ALVAR AALTO(アルヴァ・アアルト)の家具における代表作のひとつSTOOL 60。Lレッグと呼ばれる脚部は、直線部分は無垢材のままで、曲線部のみ木目に沿ってスリットいれ、そこに木目と直交する木目の薄板が差し込まれています。当時、スチールパイプを用いた家具というのが時代の流れであったが、アアルトは、フィンランドの木(バーチ)を用いてスチールパイプのように自在に曲げ、強度を維持できる方法はないかと家具職人オットー・コルホネンと共に研究を重ねました。その技術のひとつとして開発されたのがLレッグとなります。後に4本脚のSTOOL E60、背もたれのあるCHAIR 65などに展開されました。※50年代のものとなります。