1955年にスウェーデンのヘルシンボリで開催されたH55展にて発表されたDOMINOシリーズ。グスタフスベリのスタジオ作品の主力として1969年まで製造されました。シンプルなフォルムにグラフィカルなパターンが施されたストーンウェア製のアートピース。H55展とは、北欧のモダンデザインを語る上で最も重要な展覧会で、北欧諸国をはじめ世界の国々が参加。アジアからは日本のみが参加し日本ブースは好評を博しました。※底面縁が削れています。その他目立つダメージ無く良い状態です。
STIG LINDBERG|スティグ・リンドベリ|1916-1982|SWEDEN
ストックホルムのKONSTFACK(現在の国立芸術工芸デザイン大学)を卒業後、1937年にGUSTAVSBERGの アートディレクターWILHELM KAGE(ウィルヘルム・コーゲ)に並外れた才能を見抜かれアシスタントとしてその輝かしいキャリアをスタート、1949年にWILHELM KAGEの後任アートディレクターとなり1980年まで所属。活躍の場は陶芸だけにとどまることなくテキスタイルや絵本のイラスト、トランプ、プラス ティック製品、そして日本においては西武百貨店の包装紙をデザイン、1957年から1972年までは母校であるKONSTFACKの主任講師として指導にあたる等、幅広い分野で溢れんばかりの才能を発揮しました。独創的で遊び心溢れるデザインは現在もなお人々を魅了しています。
STIG LINDBERGの商品一覧へ▶▶▶
GUSTAVSBERG|グスタフスベリ|SWEDEN
はじまりは1640年のレンガ工場。その後、1825年に陶磁器工場として創業。1850年代にいち早く着手し、1860年に生産を始めたボーンチャイナの製法は、GUSTAVSBERGの特産品となり発展と成功へと導きました。20世紀に入り、スウェーデン工業デザイン協会の推進する大衆へ向けた安価 で質の良いものづくりへと転換していくなか、1917年に画家であったWILHELM KAGEをアートディレクターとして迎え、モダンデザインの礎を築く。1934年にBERNDT FRIBERG(ベルント・フリーベリ)、1937年にSTIG LINDBERG(スティグ・リンドベリ)、1950年にKARIN BJORQUIST(カリン・ビョールクイスト)、 1954年にLISA LARSSON(リサ・ラーション)らが入社。デザイナーにはそれぞれスタジオとアシスタントが与えられ、量産プロダクトをデザインするとともに、作家活動としてのアートピー スの製作も自由に行われていました。北欧モダンデザイン黄金期と重なる1950年代から60年代に隆盛を極めたが、70年代より勢いを失い買収を繰り返し現在 は、衛生陶器メーカーとして操業を続けています。食器部門は買収され、別会社であるHPF GUSTAVSBERGとして復刻版等を中心に製造。