Kay Bojesen(カイ・ボイエセン)は、Georg Jensen(ジョージ・ジェンセン)で訓練を受け、1913年に銀細工職人として独立しましたが、
銀細工より先に名声を得たのが木製玩具でした。
1922年に木製の馬や船などを製作しコンペに出展、その後1930年代から本格的に木製玩具の製造販売を始めました。
こちらは、1967年のコペンハーゲン市制800周年に関連して制作された郵便局員の木製玩具。
Kay Bojesenの死後に制作され、ベースは1942年にデザインされた警察官と同じものとなります。
最初期のデザインで、帽子のリボンや郵便局のマーク、両胸の郵便局のマーク、シルバーの塗料(後継やリプロダクトはゴールド)などが異なります。右足内側に『KAY BOJESEN COPYRIGHT DENMARK』の刻印有り。
※帽子のツバがリペアされています。
KAY BOJESEN|カイ・ボイエセン|1886 - 1958|DENMARK
1907年から1910年にGEORG JENSEN(ジョージ・ジェンセン)において銀細工師として訓練を受け、その後ドイツの貴金属の技術学校で学び、パリで銀細工師として短期間働きました。コペンハーゲンに戻った後の1913年に自身の工房を設立しました。1930年代にシンプルで流れるようなラインの優美さで有名なGRAND PRIXシルバーウェアなど数多くの銀食器をデザインしました。1951年にはミラノトリエンナーレでグランプリを受賞、その翌年デンマーク王室付き銀細工師に任命されました。彼はまた銀細工以外でも1930年から1931年にはBING&GRONDAHL(ビング&グロンダール)で陶芸デザイナーとして、そして現在も生産され世界中で愛され続けているサル、ウサギ、ゾウ、クマなど木製玩具、機能的で彫刻のようなチークサラダボウルなど数多くの画期的な木工デザインにおいても国際的賞賛を受けました。
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