Heikki Orvola(ヘイッキ・オルヴォラ)は、芸術デザイン学校で陶芸を専攻。
1968年に首席で卒業後、Kaj Franck(カイ・フランク)の誘いによりNuutajarviでデザイナーとしてキャリアをスタート。
1983年まで在籍し数多くのプロダクトやアートピースをデザインしました。Nuutajarviでは、この後も引き続きフリーランスとしてデザインを提供しています。
1976年から1984年までJarvanpaan Emaliで琺瑯製品、1984年から1995年までMarimekkoでファブリック、Marimekkoでデザインをするきっかけとなった1980年代前半から続けるミニチュアテキスタイル作品、1987年から1993年までArabiaで陶磁器など幅広く活躍しました。
また、母校の芸術デザイン学校では長年に渡り陶磁器やガラスデザインの講師として指導にあたりました。
プロフィンランディア メダル、カイ・フランク デザイン賞など受賞歴多数。
こちらは、1985年にヘルシンキのKluuvinギャラリーで開催した展示にて発表。
この展示は、MARIMEKKOでデザインしたファブリックの発表がメインで、少数のみ出品されたユニークピースのガラス作品の一つです。
重量感のある分厚いガラスは、青いガラスにフロスト加工が施された柔らかな質感。
グラフィカルなパターンのファブリックと調和の取れるようデザインされたミニマルな楕円フォルムの作品です。
この2年後の1987年にデザインされ、Heikki Orvolaの代表作となるKIVIにも通ずるデザイン。
カットサインは、『Heikki Orvola Nuutajärvi』※目立つダメージ無く良い状態です。
展示の際にナンバリングされたシールが底面に残っています。