2019年にヘルシンキのアテネウム美術館で日本フィンランド外交関係樹立100周年を記念して開催された『SILENT BEAUTY - Nordic and East Asian Interaction』展の図録。
北欧(フィンランドとスウェーデン)と、東アジア(日本を中心に中国と韓国)の第二次世界大戦以降の作品を中心に絵画、陶芸、ガラス、テキスタイル、建築など日常の美や自然とのつながりという共通点や交流に焦点を当てた展示。
部屋やコーナーごとにテーマに沿った作品が並び、一見してどれがどこの国のものか判別できないような興味深い展示でした。
図録の内容は、『静かな美しさ-20世紀の東アジアと北欧の相互作用』『民藝運動と北欧ジャポニズム』『バーナード・リーチについて』『変化する風景』『素材、単純化、禁欲的なミニマリズムの感覚』『インスピレーション』『日本の美学とスウェーデンのモダニズム』『簡素な美しさ-スウェーデンと日本』『静けさの系譜-柚木沙弥郎』『フィンランド建築における日本らしさ』『デザイナーとしてのAulis & Heidi Blomstedt』など。
主な出展作家
日本:濱田庄司, 青山義雄, 楠田喜代子, Bernard Leach, 河井寛次郎, 柚木沙弥郎, 鈴木繁男, 安藤忠雄, 民藝の品など日本民藝館を中心に神奈川県立近代美術館からの出展
フィンランド:Kimmo Kaivanto, Alfred William Finch, Kyllikki Salmenhaara, Kaj Franck, Ulla Rantanen, Lea Ignatius, Aimo Kanerva, Reino Hietanen, Helene Schjerfbeck,
Einar Ilmoni, Mikko Laasio, Ahti Lavonen, Heidi Blomstedt, Alvar Aaltoなど
スウェーデン:Rune Hagberg, Rune Jansson, Karl Axel Pehrson, Tom Kresteesen, Olle Carlstrom, Olle Bonnier, Berndt Friberg, Wilhelm Kage, Ingegerd Ramanなど
中国:趙無極など 韓国:李禹煥, など
※新品