1949年にデザインされ、1950年から1964年に製造。
『地衣(こけ)/指』とネーミングされたアートピースで、1951年のミラノトリエンナーレに出品された作品の一つ。
長い苔が伸びているようなフォルムは、特殊な型に吹き込まれた後、上部の縁に切れ目を入れ、再加熱して伸ばされています。
このため、上部のフォルムは二つとして同じものはありません。
通常の表面は、アシッドエッチングによりマットな白く不透明な仕上げですが、こちらはクリスタルガラス製の大変希少なもの。
カットサインは『TAPIO WIRKKALA - IITTALA』
※目立つダメージなく良い状態です。
TAPIO WIRKKALA|タピオ・ヴィルッカラ|1915-1985|FINLAND
ヘルシンキ芸術デザイン大学で彫刻を専攻。1946年にイッタラのコンペで一等を受賞し、その後亡くなるまでイッタラのデザイナーとしてアートピースからプロダクトまで数多くの作品をデザインしました。ガラスの他にも陶磁器、ジュエリー、彫刻、グラフィックデザイン、家具など様々な分野で活躍したフィンランドを代表するデザイナーです。手工芸的アプローチでフィンランドの厳しい自然からインスピレーションを得た芸術的な作品を数多く残しています。ルニング賞(1956年)、ミラノトリエンナーレで展示、ガラス、木製彫刻の3部門でグランプリ(1954・57年)など受賞歴多数。
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