1932年のKARHULA-IITTALAガラスコンペのプレスガラス部門で第2位を獲得した『BÖLGEBLICK』。
その後1934年よりシリーズ名を『AALTO』として製品化され、生産が開始されました。
フィンランド語で『AALTO』とは、『波、波動、起伏』を意味し、
波動のような同心円状のデザインと自身の名前のダブルミーニングとなっています。
同心円状のデザインは、スタッキングを可能とする機能性があり、
また当時、安価な日常使いのガラスには気泡が入ることが多く、その気泡を目立たなくするということも考慮されています。
こちらは、容量40mlの小さなタンブラーで、製造期間は1936年から1938年の3年間のみ。
ゴールドメダルを獲得した1936年のミラノトリエンナーレに出品されたものの一つ。
※目立つダメージなく良い状態です。当時の製品品質上、気泡や皺などがあります。