Bertil Vallien(バーティル・ヴァリン)は、スウェーデンのアーティスト/デザイナー。
Konstfack(スウェーデン国立美術工芸大学)で陶芸デザインを専攻、教師であったStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)に師事。
在学中にインターンシップでBodaのErik Höglund(エリック・ホグラン)のアシスタントやÅforsにてプロダクトをデザイン。
主席で卒業後は、3年間アメリカに渡りHal Framholdt Ceramicsでデザイナーとして働く傍ら、個展を開催するなど自由な発想の陶芸作品を発表し好評を得ました。
1963年にスウェーデンに帰国後、Äforsにデザイナーとして着任。
新世代のデザイナーとして多くのガラスプロダクトをデザイン、またサンドブラストをはじめとする新しい装飾技法を追求し、
それらを用いた彫刻的なアート作品も数多く残すなど、長年にわたり同社を牽引していきました。
彼はまたゲストデザイナーとして参加したGustavsbergやRörstrandで陶芸作品も残しています。
こちらは、1965年にデザインされた鳥型のドアベルで、当時Åforsが提携を結んでいたBodaの鍛鉄部門であるBoda Smideで製造。
鳥の脚を支柱として、頭のノブを回転すると羽の中のベルが鳴ります。
※経年による錆やスレなどありますが、目立つダメージなく良い状態です。