パステル調の水色の半透明なガラスで、光が透過すると独特な光彩を放つ『Qカラー』と呼ばれるIittalaが開発した特殊なガラスを使用した作品。
『Qカラー』のガラスを使用した作品は、1948年〜1951年ごろにデザインされており、こちらもおそらくこの期間にデザインされたものと推測されます。
EMMAのタピオ・ルート財団コレクションに白、Kakkonenコレクションに緑が収蔵されていますが、
品番などの詳細はどちらのコレクションにも記載がなく、またTAPIO WIRKKALAの集大成的な書籍『eye, hand and thought』にも掲載がありません。
たいへん希少な作品。
カットサインなし。
※目立つダメージなく良い状態です。
TAPIO WIRKKALA|タピオ・ヴィルッカラ|1915-1985|FINLAND
ヘルシンキ芸術デザイン大学で彫刻を専攻。1946年にイッタラのコンペで一等を受賞し、その後亡くなるまでイッタラのデザイナーとしてアートピースからプロダクトまで数多くの作品をデザインしました。ガラスの他にも陶磁器、ジュエリー、彫刻、グラフィックデザイン、家具など様々な分野で活躍したフィンランドを代表するデザイナーです。手工芸的アプローチでフィンランドの厳しい自然からインスピレーションを得た芸術的な作品を数多く残しています。ルニング賞(1956年)、ミラノトリエンナーレで展示、ガラス、木製彫刻の3部門でグランプリ(1954・57年)など受賞歴多数。
TAPIO WIRKKALAの商品一覧へ▶▶▶