TEEMU JÄRVI(テーム・ヤルヴィ)は、フィンランドの芸術家・デザイナーで、
主にフィンランドの自然をテーマに、手作りした葦ペンなどを使い動物や鳥、植物の墨絵を描いています。
こちらは、冬菩提樹の木から彼自身によって彫られたアート作品『SPIRIT BIRD』で、これまでに限られた数のみしか制作されていないユニークピースです。
フィンランド神話では、人間の魂はしばしば鳥と見なされ、
人間が産まれる瞬間にその魂を鳥が運んできて、そして死の瞬間にその魂は鳥が運び去ると考えられていました。
また、人間が眠ると精霊の鳥(魂)が自由に飛び回ると考えられており、
眠っている間に精霊の鳥(魂)が遠くを彷徨うのを防ぐために、枕元に木彫りの鳥を置いていたという伝承があります。
『SPIRIT BIRD』は、この伝承を現代に再解釈した作品です。
墨でペイントされた木炭のような雰囲気です。
底面に手書きのサイン。