Kati Tuominen-Niittylä(カティ・トゥオミネン・ニィーットゥラ)は、フィンランドの女性陶芸家。
1980年からARABIAのアートデパートメントに所属し、一点もののユニークピースをメインに活躍しています。
1998年に世界最大級の国際陶磁器展美濃でグランプリ、2002年にゴールドメダルを受賞。
2007年には、カイ・フランク賞を受賞するなど受賞歴多数。
また、同じくアートデパートメントの陶芸家であるKristina Riska(クリスティーナ・リスカ)との合作”KOKO”シリーズなどプロダクトもデザインしています。
こちらもプロダクトとしてデザインし、1993年に発表された"STORYBIRDS"。
鳥をモチーフとしたユニークなフォルムの"OLIVER" "OLGA" "OLLIE" "OMAR"の4つのバリエーションからなるシリーズです。イエローは限定的に製造されたもの。
1984年に人体をモデルとしたスケッチから手捻りでピッチャーの形状へと近づけ制作された作品が元となっています。
※目立つダメージなく良い状態です。
ARABIA|アラビア|FINLAND
1873年、フィンランドの首都ヘルシンキの別荘地アラビア地区にRORSTRAND(ロールストランド)の子会社として創業。1916年にRORSTRANDより独立。1932年、KURT EKHOLM(クルト・エクホルム)をアートディレクターに迎え、機能主義を取り入れたSINIVALKOシリーズを1935年に発表。これにヒントを得てデザインされたのが、1953年に発表され大ヒットとなったKAJ FRANCK(カイ・フランク)のKILTAシリーズ。1932年、芸術部門であるARABIA ART DEPARTMENTが設立され、TOINI MUONA(トイニ・ムオナ)、BIRGER KAIPIAINEN(ビルイエル・カイピアイネン)、RUT BRYK(ルート・ブルック)、OIVA TOIKKA(オイヴァ・トイッカ)らが参加。1942年、FRIEDL HOLZER-KJELLBERG(フリードル・ホルツェル・ツェルベリ)のデザインした蛍手の技法を用いたRICE PORCELAIN(ライス・ポーセリン)シリーズを発表。1945年には、KAJ FRANCKがデザイナーとして入社、デザイン部門のリーダーとなり、KAARINA AHO(カーリナ・アホ)、ULLA PROCOPE(ウッラ・プロコペ)、ESTERI TOMULA(エステリ・トムラ)、RAIJA UOSIKKINEN(ライヤ・ウオシッキネン)らと共に数多くのヒット作を発表。1950年代から60年代にかけて黄金期をむかえるが、1970年代に入ると経営難に陥り以降、合 併や買収を繰り返し、現在は、IITTALAグループのブランドとして主にフィンランド国内向けに生産を続けています。
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