1956年に発表されたTIMO SARPANEVA(ティモ・サルパネヴァ)にとって初めての本格的な日常使いのプロダクトである『i-line』シリーズ。
『i-line』は、アートとプロダクトのギャップを埋める製品コンセプトでデザインされ、通常のプロダクトより20〜30%高価な高級家庭用ガラスとして販売されました。
現在イッタラ社のマークは、当初『i-line』のマークとしてデザインされましたが、翌年にアートガラス全般のマーク、後にイッタラ社のブランドマークとなりました。
1957年のミラノトリエンナーレでグランプリを受賞した作品のひとつである『i-104』は、1956年にデザインされ1967年まで製造されました。
こちらは、希少な『i-104』の花器で、紙製のステッカーから1958年から1959年に製造されたものと推測されます。
※目立つダメージなく良い状態です。