Marjukka Paasivirta(マルユッカ・パーシヴィルタ)は、フィンランドの女性デザイナー・陶芸家。
芸術デザイン学校で陶芸を専攻、卒業後の1949年からKupittaan Saviでデザイナーとしてのキャリアをスタート。
1950年から1960年までアートディレクターを務め、時代遅れのモデルを段階的に廃止し、
トレンドになりつつあったMarita Lybeck(マリタ・リューベック)やKaj Franck(カイ・フランク)によるシンプルで組み合わせが自由にできる機能的なモダンテーブルウェアのデザインを推し進めました。
1954年のミラノトリエンナーレでは、彼女を含めKupittaan Saviに所属する3人のデザイナーがシルバーメダルを獲得するなど、その功績は国際的にも認められることとなりました。
こちらは、1957年のミラノトリエンナーレに出展した黒いセミマットな釉薬を用いたティーポット。容量は、おおよそ600ml。希少なもの。
※目立つダメージなく良い状態です。取っ手の留め具は、真鍮製のリングに交換しました。