Gunnel Nyman(グンネル・ニューマン)は、フィンランドの女性デザイナー。
中央工芸学校で家具デザインを専攻、フィンランドのデザイン界の指導的立場にあったArttu Brummer(アルツ・ブルマー)に師事。在学中より多数のコンペに参加、入賞しデザイナーとして華々しいスタートを切りました。卒業後はフリーランスのデザイナーとして、フィンランドの主要ガラスメーカー全て(Riihimaki、Karhula、Iittala、Nuutajarvi)にデザインを提供。
また、Paavo Tynell(パーボ・ティネル)との共作など多くの照明器具や家具などもデザイン。異なる分野で国際展に入賞するなど、早くから注目を浴びた才能溢れるデザイナーでしたが、1948年に39歳という若さで逝去。
1950年代に開花するフィンランドのモダンデザインの礎を築き、後の多くのデザイナーに大きな影響を及ぼしました。
こちらは、1946年からコラボレーションを開始したNuutajarviで1947年にデザインした水差し。
容量2000mlと1000mlの2サイズで展開され、1949年から1964年まで製造。
容量1000mlの小さい方ですが、実際には1300mlほどはいります。
斜めにカットされた上部、取っ手とボディ部のバランスなど、細部まで注意が払われた優美なフォルムの水差しです。
※内部真ん中あたりにうっすらと水垢痕、全体的に小傷があります。状態を考慮した価格となります。