1952年から1960年まで製造。1981年以降に展示や寄贈用として限定製造。
ガラスをはじめ様々な素材で取り組んだ『葉っぱ』をモチーフとした作品。
代表作の一つ『Kantalelli』などで使われたラインカットに続く、新たな表面装飾技法として1952年に発表されたコームカットを用いた作品のひとつ。
コームカットとは、櫛でカットしたようなピッチで平行に彫り込む技法で、こちらには下側表面にコームカットが施されています。
3サイズで展開され、こちらは中間サイズのもの。
カットサインは『TAPIO WIRKKALA 3337 』
カットサインより1957年から1960年に製造されたものと推測されます。
※コームカットのラインに沿って1箇所キズがありますが、目立つダメージなく良い状態です。
TAPIO WIRKKALA|タピオ・ヴィルッカラ|1915-1985|FINLAND
ヘルシンキ芸術デザイン大学で彫刻を専攻。1946年にイッタラのコンペで一等を受賞し、その後亡くなるまでイッタラのデザイナーとしてアートピースからプロダクトまで数多くの作品をデザインしました。ガラスの他にも陶磁器、ジュエリー、彫刻、グラフィックデザイン、家具など様々な分野で活躍したフィンランドを代表するデザイナーです。手工芸的アプローチでフィンランドの厳しい自然からインスピレーションを得た芸術的な作品を数多く残しています。ルニング賞(1956年)、ミラノトリエンナーレで展示、ガラス、木製彫刻の3部門でグランプリ(1954・57年)など受賞歴多数。
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